特長
マンホールTBジョイントは、TBボンドによる可とう性マンホール継手で、あらゆる形状・角度の接続管に対応します。TB(タッチボンド)工法の採用により、レベル2地震動による地盤の変位に自在に追随します。水密性は、継手の変位後水態において0.1MPaの水圧に耐える止水性を有しており、漏水・浸入水を完全にシャットアウトできます。また、接続管の管種は、ヒューム管、ボックスカルバートおよび塩ビ管(プライマーを使用)に対応できます。
耐震性能
1.許容屈曲角
屈曲角の許容値は、TBボンドの変位量が充填幅の100%に達した時(例:30㎜の充填幅に対して100%の30㎜伸びた時、即ち30㎜→60㎜になった時)の角度とする。
ボックスカルバートを接続した場合の許容屈曲角の一例
接続函渠寸法(mm) | TBボンド幅(mm) | 許容屈曲角 | ||||||
内幅 | 内高 | 頂範厚 | 底版厚 | 外高 | 充填高 | 許容変位量 | 変位後の幅 | θ(度) |
B | H | T1 | T2 | H0 | t | t×100% | tmax | |
600 | 600 | 100 | 100 | 800 | 30 | 30 | 60 | 07゚11'00" |
1000 | 1000 | 120 | 120 | 1240 | 30 | 30 | 60 | 04゚41'28" |
1400 | 1400 | 150 | 150 | 1700 | 30 | 30 | 60 | 03゚26'34" |
2.許容抜出し量
抜出し量(軸方向変位量)の許容値は、TBボンドの充填幅に対する100%の値とする。
TBボンドの充填幅t = 30mm → 許容抜出し量30mm
耐震性能確認試験
耐震性能確認試験(ボックスカルバート)
許容屈曲変位状態における水密性試験結果(ボックスカルバート 500×500)
充填幅 (mm) |
屈曲角度 (度) |
内水圧 (MPa) |
保持時間 |
継手部の 水密性確認 |
30 | 5.5 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
許容軸方向変位状態における水密性試験結果(ボックスカルバート 500×500)
充填幅 (mm) |
変位量 (mm) |
内水圧 (MPa) |
保持時間 |
継手部の 水密性確認 |
30 | 30 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
耐震性能確認試験(塩ビ管)
許容屈曲変位状態における水密性試験結果(VUφ200 )
充填幅 (mm) |
屈曲角度 (度) |
内水圧 (MPa) |
保持時間 |
継手部の 水密性確認 |
30 | 21 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
許容軸方向変位状態における水密性試験結果(VUφ200 )
充填幅 (mm) |
変位量 (mm) |
内水圧 (MPa) |
保持時間 |
継手部の 水密性確認 |
30 | 52 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |